(文章練習2日目)1日たった15分10日間で上達!|語尾に変化をつけてみる

一瞬で心をつかむできる人の文章術―1日たった15分10日間で上達!」の2日目です。

「ストーリー仕立てで書く」テクニック2日目:語尾に変化をつけてみる

「感じた」「つけた」「する」という風に、同じ語尾が続かないように工夫する。
語尾に変化をつけるという点では、「です・ます」調より、「だった・である」調の方がはるかに書きやすい。それは語尾のバリエーションが豊富だから。

先日の文章を手直ししてみます。

さらばBiglobe(第2稿)。

ホームページの仕事をしていた時に、思い出したことがあった。
「そういえば、Biglobeを解約しなければいけなかった。」と。

つい先日、部屋のインターネット回線が開通したため、一年半ほど利用していたBiglobeのプロバイダ契約が不要になったのだ。
Biglobeは月1,000円未満という激安価格だったが、通信速度が遅いという難点がもれなくついてきた。

速度の遅いBiglobeではあったが、外出先でも自宅と同様のインターネット環境を存分に使わせてくれた。
今では、Biglobeへの感謝の気持ちしかない。
今後外出先では、札幌の友人S氏から借りたSIMフリースマホ(*1)でDMMモバイル(*2)を使う予定だ。
(*1:SIMフリースマホ:シムフリースマホ。携帯電話会社を自由に選べる携帯電話。)
(*2:DMMモバイル:ディーエムエムモバイル。ドコモの通信回線を間借りすることで、安い値段で携帯電話サービスを提供している会社。)

もちろんBiglobeのインターネットに対して不満が無かったわけではない。

例えば、LTEルータ(*3)のバッテリー容量が少ないため、4時間も連続で使っていたら電源が切れてしまうこと。
次に、3つ以上の端末を同時につなぐと、なぜかルータの電源が切れてしまうこと。
(*3:LTEルータ:エルティーイールータ。携帯電話会社の電波を使い、外出先でもインターネット通信が可能になる機器。LTEという高速通信を利用できる。)

そうは言っても、LTEルータは自分で購入したものなので、Biglobeには全く非はないのだが。

さらには、通信の遅さをカバーするため、「画像を表示しない」設定というダイヤルアップ(*4)時代のような裏ワザを使う時さえあった。
(*4:ダイヤルアップ:ADSL登場以前の、電話線を使ったインターネット通信。最大速度56kbpsという、今から考えると絶望的な速度。2001年ごろまでは主流のインターネット通信手段だった。)

今となっては、一つ一つが楽しい思い出だ。

もちろん、多くのメリットもあった。

スマートフォンの代わりにiPodTouch(*5)を利用できたので、スマートフォン代に比べたら格安の通信費で済んだこと。
SIMカード(*6)を端末に差して使う、という便利な利用方法も覚えることができた。
WiMAX(*7)では圏外になってしまうような秘境でも、3G(*8)では携帯電話の電波さえ届けば利用可能なため、東北の山奥でインターネットが使えたのも良かった。
(*5:iPodTouch:アイポッド・タッチ。iPhoneから携帯電話機能を取り除いた機器。音楽を聴いたり、アプリを利用したりできる。)
(*6:SIMカード:シムカード。携帯電話に差す事で通信可能になる小さなカード。)
(*7:WiMAX:ワイマックス。無線でのインターネット通信を提供している会社。携帯電話の通話可能エリアと比較すると、通信可能エリアが狭い。)
(*8:3G:スリージー。「第三世代通信」の略で、携帯電話の通話可能エリア全域で利用可能な通信手段。LTEなどの4Gと比べると速度が遅い。)

走馬灯のように、思い出がよみがえる。

そういえば、昼食の話を書こうとしていたのだった。
昼食前の話で終わってしまってはいけない。

昼食には、前の日に買い置きしておいたラーメンを食べた。
スーパーで買った巨大な玉ねぎが半分残っていたので、それを刻んで入れる。
乾燥ワカメも一緒にゆでてみた。
栄養の偏った昼食ではあるが、平日はやることが多いため、凝った食事を作る余裕がなかなか無い。

札幌時代は今ほど予定を詰め込んでいなかったため、昼からラタトゥイユを作ったり、サーモンのムニエルを作ったりしていた。
ゆったりとした生活を送っていたのを思い出す。
埼玉に引っ越してからはドイツ語の勉強、ブログ、再生エネルギーの情報収集、不動産の仕事、ライターの仕事、などなど。
あわただしい日々ではあるが、興味がある事に集中できるのはありがたいことだ。

またまた思い出した。
国民健康保険の口座振替手続きのため、郵便局に行かなければいけなかったのだ。
ここ数日、陽射しが弱まり、外出もかなり楽になった。
埼玉の猛烈な夏も、もう終わりかもしれない。
Biglobeに返却するSIMカードを入れた封筒を持って、小雨の降る町へ出かけるとしよう。

雑感

なんだか小説チックになってきました。
大した内容も書いていないのですが、「だった・である」調にすると「カッコつけた」「キザったらしい」感じの文章になることが分かりました。

オタクっぽかった箇所は解説を付けてみましたが、逆にリズムが悪くなるような気もします。
「分かりやすさ」と「読みやすさ」はトレードオフ関係にあるようです。
バランスが大事、ということかもしれません。

明日の練習テーマは「5W1Hを入れて書いてみる」です。