テレビを持っていない理由

nxk
ちきりんさんがTVについて書いていたので引用。

しかもそう言ってる人の多くが、「テレビ見ない俺って知的。へへへ」ビームを出してたりするので、一粒で二度びっくり。

情報収集ソースの大方はテレビが占めます。だから「テレビ見ない」って人が、いったい何で情報収集してるのか、すごい不思議です。
本? それとも
もしかしてネット??
そんなもんで、よく情報収集ができますね。

なるほど。
自分はそう見られていたのか。
知的オーラは控え目にしよう(←大馬鹿)。

自分が「テレビを持っていない(見ない)理由」は一言でいうと、
テレビに嫌な思い出があるから
です。

一つは、家族間のチャンネル争いの不毛感。
二つに、NHKの集金訪問。
三つ目に、横並びの報道姿勢です。

1)家族間のチャンネル争いはトラウマレベル

一人暮らしの今となっては一つ目の「家族間のチャンネル争い」とは無縁ですが、
「坊主憎けりゃ袈裟まで憎い」
の心的外傷(プチトラウマ)は残っています。

テレビが元となって家族がケンカしてたり、
仕事から帰ってきて、酒飲んでテレビ見て寝るだけの生活を繰り返している人たちを見ていたりすると、
テレビが諸悪の根源みたいに思えてしまうわけです。

2)NHKは未払い者に対して、妨害電波でも発信してくれ

二つ目のNHKの集金も、無視したり、逆に諦めて払ってしまえばいい問題かもしれません。
しかし、インターホン鳴らす人はNHK以外にもいますし(郵便屋さんとか)、NHKの職員を避けるためだけに毎回インターホンを警戒するのも癪(しゃく)です。
払う事に関しても、「強制」とか「義務」という言葉が嫌いです。
BS入っているマンションだと毎月2,000円も掛かってしまいますし、節約を旨としている(ただのケチ)自分にとっては受け入れがたい額です。
だいたいテレビだって十万円くらいするんでしょ?
引っ越す時、邪魔だし。

3)全体主義の報道姿勢

三つ目の横並びの報道姿勢に関しては、例えば、「ただちに健康に影響はありません」とか、さむらごうちさんとか。
画一的な報道を延々と垂れ流す全体主義は、生理的に受け付けません。


それでも、ちきりんさんの書いていたようなテレビの見方は、非常に効果的だと思います。

番組の途中にコマーシャルやら、おもしろくもないコンテンツが挟まってるのを、自由にカットできないフォーマットも、もはや受け入れがたい。だからスポーツと大事件の報道を除けば、もう「生放送」なんていう馬鹿げたフォーマットでは見る気になれない。

でも、最近はテレビコンテンツの大量録画が可能になってるし、キーワード検索や自動録画もできるので、(あと、事実上のオンデマンドサービスもでてきたし、)そういうのを利用すればフォーマット問題はかなり解決できます。

たとえば私は、時論公論とクローズアップ現代(どちらもNHK)、それに WBS(ワールドビジネスサテライト・テレビ東京)をすべて録画してるんだけど、どれも、生放送で見ることはまずないです。

私も実家にいた時は録画予約しておいた番組を、家族が寝静まった頃にまとめて倍速で見てました。
こういった使い方ならば、テレビも役に立つと思います。

ただ、今の私は「そこまで必死に情報収集しなくてもいいや」モードなので、ちょっとマネしようという気にはなれません。

自分の興味あるトピックに関しては、本・雑誌・ネット記事・アプリ・ポッドキャスト・Kindleの電子新聞で今のところ十分です。

今後取材とかで人に会う機会が増えるようでしたら、事前準備・情報収集の一環としてテレビ購入も検討した方がいいかもしれませんが。

テレビを所有する事の最大の問題は、テレビを見る時間が増えると、それ以外のメディアからのインプット時間が減ったり、アウトプット時間が減る事だと思うんです。

「寝る時間を削れ!」
と言われたらそれまでですが。
でも寝るし。