2013/02/14は前職の最終出勤日だった。
休日出勤してリリースぎりぎりでサービスを仕上げたり、
二日酔いで会社休んだり、
新宿の街中で胴上げされたり。
在職中は、それなりに楽しい体験をさせてもらった。
送別会や寄せ書きの準備をしてくれた元同僚には、感謝してもしきれないくらいだ。
昔は、
- 「人に迷惑を掛けてはいけない」
- 「経済的に自立していないのは恥」
などのへんなルールに自分はかなり囚われていた気がする。
この「団塊の世代的価値観」で考えると、
- 「会社を辞めることは、会社に迷惑を掛けること」
- 「送別会の準備で、同僚に余計な仕事を増やしてしまった」
- 「安定した収入・勤務先を捨てるなんて信じられない」
という、なんとも有り得ないネガティブ発想が生まれる可能性も否定できない。
(そんな発想するやついないか)
今の自分の価値観の一つに、
「善意の乗数効果」
という考えがある。
※「乗数効果」は金融用語で、公共投資を行うとそのお金が生産者→消費者→生産者→消費者・・・と回転するため、国民所得の増加効果は公共投資額を上回る、という考え。
「迷惑をかけた」
じゃなくて、
「助けてもらった」
と考えればいい。
自分が他人に助けてもらったのなら、その分他の誰かを助けるように心がける。
もちろん、助けてくれたその人が困った時に力になってもいい。
そう考えると、
「経済的自立」
という言葉もだいぶ疑わしい。
お金は、日銀が刷った紙切れだ。
仕事は、お客さんがいなきゃ始まらない。
食べ物は、地球と太陽の恵みだ。
完全な「経済的自立」なんて有り得ない。
受けた恩を忘れずに、一日一日を大事に、だらだらと生きていこう。